名古屋の賃貸オフィスで地震対策! 今日からできる実践ガイド

事業用物件ノウハウ

名古屋の賃貸オフィスで地震対策! 今日からできる実践ガイド

地震はいつどこで起こるか予測が難しいものです。

名古屋市のオフィスでも「背の高いキャビネットが倒れたら」「コピー機が動いたら危ないかも」といった、日頃の備えが重要になります。


本記事では、オフィスでできる地震対策をご紹介いたします。オフィス什器の固定方法から、避難経路をふさがないレイアウトの考え方など、安心して働ける環境づくりのヒントとして、ぜひご一読ください。

名古屋市の賃貸オフィスでできる地震対策

地震で起きやすい被害とオフィス地震対策の考え方

オフィスにいるときに地震が起きた際、考えられる懸念は揺れによって棚や機器が倒れる・滑る・落ちることです。

さらに、通路がふさがってしまうとスムーズな避難が難しくなり、危険を及ぼすこともあります。そのため、日頃から地震対策を行うことが大切です。また、賃貸オフィスを選ぶ段階から災害時の動線を想定しておくことをおすすめします。

地震対策の目的3点

地震対策は、やみくもに対策を増やすより「何を守りたいか」を先に決めると進めやすいです。まずは、目的を3つに分けて考えてみましょう。

目的 効果 注目対策
従業員の安全確保 けがの防止、避難のしやすさ 什器・OA機器の固定
事業継続 業務停止リスクの低減 レイアウトと避難経路の配慮
企業責任 社会的評価の維持 防災意識を日常業務に組込む

賃貸オフィスは管理会社への確認が地震対策の第一歩

壁や床に穴を開ける対策は、物件によって可否が分かれます。

そのため、対策を進める前に管理会社やビル側へ確認しておくとスムーズに地震対策が行えるでしょう。事前にどこまで施工できるかを把握しておくと、工事や手戻りも減らせます。

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背の高いキャビネットや棚の固定方法

背の高いキャビネットや棚は、地震の揺れの影響を受けやすい什器の一つです。

また、倒れると通路をふさぎ、避難の妨げになることがあります。そのため、できる範囲で固定方法を検討しておくと安心でしょう。

キャビネットや棚の固定方法

固定方法は大きく3つに分けられます。オフィスの床や壁の構造によって向き不向きがあるため、建物の条件に合ったやり方を選択すると良いでしょう。

項目固定方法備考
壁固定金具・金属ベルトで壁と連結コンクリート壁は安定しやすい傾向
床固定アンカーボルト等で床に固定二重床はスラブまで届く工夫が必要な場合
相互連結家具同士をボルトなどで固定転倒しにくい一体構造を作りやすい

上下二段の棚は連結で倒壊リスク回避

上下に重ねた棚は、上段がずれたり落ちたりする心配が出てきます。

そのため、上下を連結して一体化すると、揺れによって動くのを多少抑えることができます。

また、左右の棚も連結すると、面で支える形になりやすいのでおすすめです。

固定前に確認したい建物の壁や床の構造

什器を固定できそうであっても、壁の内側が軽い下地だけだと強度が十分でないこともあります。

フリーアクセスフロアなど、床下構造が複雑なケースもあるでしょう。その場合は、管理会社や専門業者に相談しながら進めると安心です。現状でやれる対策を無理ない範囲で行う意識が大切です。

コピー機やOA機器や可動什器の転倒防止対策

コピー機や複合機など、キャスター付きの機器は地震の揺れで移動すると、人や什器にぶつかって怪我の元になるリスクがあります。ここでは、コピー機やOA機器、可動什器などの地震対策について解説していきましょう。

キャスター付き機器はストッパーや耐震キットで移動を抑える

こうした機器の地震対策は簡単に始められるものから工事が必要なものまで様々な規模の対策が可能です。オフィスの運用に合わせて、無理のない方法を選ぶと続けやすいですよ。

対策名具体例導入のポイント
キャスター用ストッパーキャスター用ストッパー製品など取り付けが比較的簡単で移動を抑えやすい
ゲルタイプ耐震キットゲルを貼り付けるタイプ滑りを抑え、床を傷つけにくい場合がある
床への固定アンガーボルト固定など安定性は上がるが事前確認や工事が必要

※商品名の記載は一例です。導入時は用途や床材に合う製品を選ぶと安心でしょう。

デスク上の小型機器は落下対策から始める

卓上プリンターやモニターなどは、落下すると危険につながりやすいですが、耐震ゲル、粘着シート、ベルト類を使うことで、動きを抑えられる場合があります。

こうした対策は費用を抑えながら始めやすいので、実践の優先度は高いと言えるでしょう。

可動什器は使いやすさと安全性を両立する

袖机やワゴンなど、普段動かすため、固定が難しい什器もあります。

その場合は、ストッパー付きキャスターや移動抑制器具で「使うときは動かせる」状態にしておくと快適です。日常の作業効率を落としにくいのが魅力と言えます。

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避難経路を確保するためのオフィスレイアウト

地震対策では、固定だけでなく「逃げやすさ」も同じくらい重要です。

避難経路がふさがると、万が一の際に落ち着いて行動しづらくなります。

ここでは、オフィスのレイアウトと日常の運用ルールをセットで見直してみましょう。

通路幅は一般的な基準を目安にする

通路幅には、建築基準法施行令の考え方を参考にできる場面があります。

建物の条件により扱いが異なる場合もあるため、原則としての目安として捉えるのが安心です。

項目基準値ポイント
通路幅片側居室:1.2m以上
両側居室:1.6m以上
避難時に余裕を持たせる設計の目安
日常運用通路のクリアランス確保通路に荷物を置かない習慣が大切
家具配置避難を妨げない配置コピー機・棚・自販機などは避難経路上を避ける

通路や出入口付近は置かないルールを決める

通路の両脇や出入口付近は、つい荷物を置きたくなる場所です。

しかし、そこが詰まると避難が遅れやすくなります。

「通路に物を置かない」「椅子は机の下に戻す」など、簡単なルールを決めると避難しやすい状態を維持できるでしょう。

備蓄品は避難の妨げにならない場所にまとめる

非常用品や備蓄品は、いざというときに取り出せる場所が理想です。一方で、出入口の近くに積むと通行の妨げになることもあります。

収納エリアを決めて、通路を圧迫しない配置にすると安心でしょう。「どこに置くか」まで決めておくと、運用がスムーズになります。


また、名古屋市ではオフィスの防災対策について、特に重要な事項をリーフレットにしています。社内での防災対策や防災意識を高めるのに活用するとよいでしょう。

▶ 名古屋市「事業所の防災対策・従業員の家庭の防災対策リーフレット

まとめ

オフィスの地震対策は、従業員の安全と事業の継続を支える土台です。


背の高いキャビネットは壁固定や床固定、家具同士の連結で転倒リスクを下げやすくなります。

また、コピー機などのOA機器はストッパーや耐震キットで移動を抑える工夫が有効でしょう。

さらに、避難経路は通路幅の目安を意識しつつ、日常の整理整頓で守ることが大切です。


名古屋市で貸オフィスを検討中の方は、内覧時から「対策できる余地」を確認すると安心につながります。

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