【名古屋市】貸倉庫のネズミ対策!侵入経路と防除方法を解説

【名古屋市】貸倉庫のネズミ対策!侵入経路と防除方法を解説

貸倉庫のネズミ対策では、餌や巣材を残さない環境づくり、侵入口の封鎖、捕獲器や殺鼠剤による防除を組み合わせることが重要です。食害やふん尿による汚染、配線の損傷は、商品の廃棄や設備の故障、出荷停止につながる可能性があります。

名古屋市の資料では、ネズミは2cm×2.5cmの穴を通り抜けるとされています。シャッターの下部、配管のすき間、換気口など、小さな開口部も見落とさずに点検しましょう。

この記事で分かること

  • ネズミは夜間に決まった通路を移動し、シャッターや配管周辺などの小さなすき間から侵入する
  • 餌、ごみ、紙や布などの巣材を残さず、侵入口を塞ぐことが対策の基本になる
  • 捕獲器は通り道へ継続して設置し、被害が改善しない場合は貸主や専門業者へ相談する

目次FAQ

貸倉庫ではどのようなネズミ被害が起こりますか?

商品の食害、ふん尿や体毛による汚染、配線の損傷、紙や布を使った営巣などが起こる可能性があります。

→ 詳しくは「貸倉庫で起こるネズミ被害と侵入経路」へ

貸倉庫ではどのようなネズミ対策ができますか?

餌や巣材を取り除き、侵入口を塞いだうえで、必要に応じて捕獲器や殺鼠剤を使用します。

→ 詳しくは「貸倉庫でできるネズミの防除方法」へ

貸主や専門業者へ相談する目安は何ですか?

建物の修繕が必要な場合は貸主・管理会社へ報告し、被害が続く場合や侵入口を特定できない場合は専門業者へ相談します。

→ 詳しくは「貸主・管理会社への報告と相談先」へ

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被害と侵入経路

貸倉庫で起こるネズミ被害と侵入経路

貸倉庫のネズミ被害は、商品の食害だけでなく、ふん尿による汚染や配線の損傷にも広がります。まずは被害の種類と、シャッター下部や配管のすき間といった侵入経路を把握することが、対策の出発点です。

貸倉庫に現れるネズミの種類

建物内に出没するイエネズミは、クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種類です。名古屋市の資料では、種類ごとに営巣する場所が異なるとされています。

  • クマネズミ

    主な営巣場所

    ビルや一般家屋の天井裏

  • ドブネズミ

    主な営巣場所

    建物周辺の土中や下水管

  • ハツカネズミ

    主な営巣場所

    倉庫や物置

名古屋市内で捕獲されたネズミの種類

クマネズミ8

※名古屋市内で捕獲されたネズミの割合です。貸倉庫だけを対象とした割合ではありません。

ネズミは警戒心が強く、夜間に活動する傾向があります。一度通った場所を繰り返し利用するため、ふんや足跡、壁に付いた黒いこすれ跡などから通り道を推測できます。

貸倉庫で起こる主な被害

ネズミが侵入すると、商品の食害だけでなく、汚染や設備の損傷が生じる可能性があります。食品を取り扱う事業者向けの農林水産省の手引書でも、ネズミなどの有害生物が食品汚染や食害、体毛・ふんなどの異物混入の原因になると示されています。

ネズミ被害と事業への影響

被害主な兆候事業への影響
食害箱や袋の破れ、かじり跡商品の廃棄、出荷停止
ふん尿・体毛棚や床の汚れ汚染、異物混入
設備損傷配線やケーブルの傷漏電、通信障害、故障
営巣紙くず、布、夜間の物音繁殖、被害の拡大

ネズミの門歯は伸び続けるため、硬いものをかじる習性があります。商品の容器だけでなく、電気配線や通信ケーブルもあわせて点検しましょう。

侵入経路と被害サインの
点検方法

ネズミが通り抜ける穴の大きさ

2cm 2.5cm

名古屋市の資料では、ネズミはこの大きさの穴を通り抜けるとされています。

点検は出入口だけでなく、配管、換気口、排水口、基礎、外壁、屋根周辺まで広げます。ふんや足跡、こすれ跡が連続している場所は、侵入経路や移動経路である可能性があります。

重点的に点検したい箇所

  • シャッター下部、扉のすき間
  • 配管が壁を貫通する部分
  • 換気口の金網の破損
  • 排水口、基礎、外壁、屋根周辺

点検頻度は、保管物の種類、搬出入の回数、周辺環境、過去の被害状況に応じて決めましょう。入居前には、貸主や管理会社と建物の破損やすき間を確認しておくことが大切です。

倉庫でできるネズミ対策とは…?

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防除の3ステップ

貸倉庫でできるネズミの防除方法

防除は、餌と巣材をなくす環境づくり、侵入口の封鎖、捕獲器や殺鼠剤の順に組み合わせます。封鎖の前に倉庫内の生息を確認することが、閉じ込めや被害の長期化を防ぐ鍵になります。

ネズミが住みにくい環境をつくる

まず取り組むのは、餌と巣材をなくし、侵入しにくい状態をつくることです。食品類や餌になるものはフタ付きの容器へ入れ、夜間に放置しないようにします。生ごみや食品残さも速やかに処理し、フタ付きのごみ容器で管理しましょう。

紙や布などはネズミの巣材になる可能性があります。使用していない段ボール、梱包材、布類をためず、棚の下や壁際などの隠れ場所を定期的に清掃してください。

保管・清掃で確認する項目

毎日

食べこぼし、ごみ容器、商品の破損、ふんの有無

定期的

棚の下、壁際、長期在庫、搬入口、不要な資材

搬入時

箱や容器の破れ、汚れ、かじり跡、ふんの付着

保管時

床への直置き、壁への密着、通路を塞ぐ在庫

商品や資材はパレットやラックへ載せ、床や壁から離して保管すると、清掃や点検を行いやすくなります。食品や原材料、包装資材を扱う倉庫では、農林水産省の衛生管理資料も参考にし、床への直置きを避けましょう。温度や湿度は保管物の品質基準に合わせて管理し、結露やカビ、資材の劣化が生じにくい環境を保ってください。

侵入口を封鎖する方法

排水口や換気口は、ネズミが侵入できない構造にします。配管周辺や壁にできた穴も確認し、侵入口になっているすき間を塞ぎましょう。

主な封鎖方法

点検箇所使用する資材の例注意点
壁や基礎の穴金網、金属板周囲へ固定する
配管の貫通部分金網、金属製資材配管を傷めない
シャッター下部防鼠ブラシ開閉を妨げない
換気口・排水口目の細かい金網換気や排水機能を妨げない
扉のすき間金属製の補修材扉の動作を確認する

封鎖の前に確認したいこと

  • かじられやすい材料やパテだけで補修すると、再び穴を開けられる可能性があります。侵入口の大きさや場所に合った金属製の資材を使用してください。
  • 封鎖前には、倉庫内にネズミが残っていないかを確認します。生息している状態で侵入口を塞ぐと、建物内に閉じ込めるおそれがあります。
  • 外壁、シャッター、換気口などを恒久的に補修する場合は、借主だけで施工せず、貸主や管理会社の承諾を得ましょう。

捕獲器を継続して設置する

名古屋市は、カゴ式の捕獲器にはネズミが食べ慣れているものを餌として使い、通路付近の物陰へ続けて設置する方法を案内しています。

同じ場所へ続けて設置する日数の目安

3日以上

  1. カゴ式捕獲器

    設置場所通り道付近の物陰

    注意点食べ慣れた餌を使う

  2. 粘着シート

    設置場所壁際やこすれ跡の周辺

    注意点ほこりや水気を避ける

  3. その他の捕獲器

    設置場所ふんや足跡がある場所

    注意点設置場所と反応を記録する

粘着シートも、ネズミの通り道へ連続して設置します。1日だけ設置して反応がなくても、すぐに場所を変えず、痕跡を確認しながら継続しましょう。設置日、設置場所、捕獲数、餌の減り方を記録すると、生息場所や移動経路を判断しやすくなります。

捕獲後は、使用した器具や周辺を衛生的に処理してください。処理方法に不安がある場合は、専門業者へ相談しましょう。

殺鼠剤を使用する際の注意点

殺鼠剤を使用する場合は、製品表示に記載された使用方法や使用量を守ります。

殺鼠剤の使用と
死骸の回収

  • 商品や食品、従業員、来訪者へ影響しない場所へ設置し、誤って触れたり口に入れたりしないよう管理します。ペットが出入りする倉庫では誤食にも注意が必要です。
  • 使用後は、ネズミの死骸が残っていないか確認します。壁の内部や天井裏など、回収しにくい場所で死ぬ可能性もあります。
  • 気温が高い時期は死骸が腐敗しやすいため、使用場所や回収方法を慎重に検討しましょう。

安全な使用や死骸の回収が難しい場合は、専門業者への依頼を検討してください。

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相談先の使い分け

貸主・管理会社への報告と相談先

外壁やシャッター、共用部分に侵入口がある場合、借主だけでは対応できません。発見場所や日時、写真を整理して貸主・管理会社へ報告し、被害が続くときは専門業者へ相談します。

貸主・管理会社へ報告する内容

外壁、屋根、床下、シャッター、共用部分などに侵入口がある場合は、借主だけで対応できないことがあります。被害を発見したら、次の情報を整理して貸主や管理会社へ報告しましょう。

  • ふんやかじり跡を発見した場所
  • 被害を発見した日と時間帯
  • 被害を受けた商品や設備
  • 侵入口と思われる場所の写真
  • 実施した清掃や捕獲などの対策
  • 捕獲した数や被害の発生回数
  • 希望する建物の点検や修繕内容

修繕範囲や費用負担は、侵入原因、建物の状態、借主の管理状況、賃貸借契約の内容によって異なります。被害を確認した段階で写真や記録を残し、借主の判断だけで建物を加工する前に報告してください。

専門業者へ相談する目安

清掃、封鎖、捕獲を行っても被害が続く場合は、ネズミ駆除の専門業者への依頼を検討します。次の状態が当てはまるときが、専門調査へ切り替える目安です。

  • ふんやかじり跡が繰り返し見つかる
  • 捕獲しても被害が続く
  • 壁の内部や天井裏から物音がする
  • 侵入口を特定できない
  • 複数の場所で被害が発生している
  • 食品など高度な衛生管理が必要な物品を保管している
  • 殺鼠剤を安全に使用・管理することが難しい

相談する際は、調査範囲、侵入口の封鎖工事、捕獲方法、薬剤の使用範囲、死骸の回収、再点検の有無、保証内容、見積もりの内訳を確認しましょう。

名古屋市の相談窓口

名古屋市では、千種・中村・中・南保健センターの環境薬務課が、ネズミや害虫に関する相談を受け付けています。そのほかの保健センターでも窓口相談を受け付けていますが、現場調査などが必要な場合は、千種・中村・中・南保健センターへ引き継がれることがあります。

相談内容と相談先の対応

  • 行政の相談窓口

    ネズミの習性や防除方法の相談。名古屋市は保健センターの環境薬務課が担当します。

  • 貸主・管理会社

    外壁やシャッター、共用部分など、建物の破損やすき間の修繕。

  • 専門業者

    専門的な調査と駆除、侵入口の封鎖工事、死骸の回収。

必要な対応に応じて相談先を分けると、解決までの流れを整理しやすくなります。

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まとめ

貸倉庫のネズミ対策は、環境づくり・封鎖・捕獲を続けながら、建物側の対応は貸主へ、専門的な駆除は業者へつなぐことが基本です。

  • ネズミは夜間に一定の通路を移動し、小さなすき間から倉庫へ侵入する
  • 餌、ごみ、紙や布などの巣材を取り除き、住み着きにくい状態を保つ
  • 排水口、換気口、配管周辺、壁の穴などの侵入口を塞ぐ
  • 捕獲器や粘着シートは通り道へ継続して設置する
  • 建物の補修が必要な場合は貸主へ報告し、被害が続く場合は専門業者へ相談する

貝沼建設株式会社は、倉庫を含む事業用物件を取り扱っています。

貸倉庫の物件選びや建物の設備・修繕についてお悩みの場合は、当社までご相談ください。ネズミの調査や駆除が必要な場合は、貸主・管理会社と相談したうえで専門業者への依頼も検討しましょう。